横須賀の家”海のみえるこだわりの家”

海のみえるこだわりの家

横須賀・海のみえるこだわり。施主支給の家。港と海を一望できる土地を見つけてから1年。長いようであり短いようである12ヶ月の体験をお話しようと思います。

あこがれの我が家

施主施工で憧れの我が家。私の希望は、掃除が楽な家・片付けやすい収納・家族が集まるリビング・カビのない浴室・洗面所に物干しが出来るスペースでした。平成16年3月についに我が家が完成しました。 一生に一度の経験なのでできるだけ妥協せずに建てる事を主人と決めての契約でした。 港と海を一望できる土地を見つけてから1年 ・ ・ ・

長いようであり短いようである12ヶ月の体験をお話しようと思います。 私はサッシメーカーに勤務していた事もあり、 自宅は元の勤め先の製品を使いたいと思い相談した所、 施主支給という事で材料の調達ができる事がわかりました。 工務店さんによっては断られるとも聞いていたので最初はドキドキでしたが木村さんには快諾していただき ここからこだわりの我が家作りはスタートしたのです。

施主支給で家を建てる

海のみえるこだわりの家

施主支給とは材料の調達を施主が行い、 工事を工務店に依頼するという今流行りつつあるスタイルです。 興味がある方も多いかと思います。 利点は自分で探した材料で妥協しないで好みのスタイルにできるという事。 欠点は責任も発生するので自分が頑張らないと大変な事も多い事です。 私の体験が少しでも興味ある方に参考になればと思います。 我が家で施主支給した材料は下記の通りです。

・ サッシ
・ 床のフローリング材
・ 天井のフローリング材
・ 玄関とキッチンのタイル

費用に余裕のあるなしに関わらずこれだけは妥協したくないという所を施主支給にすれば自分の好みのスタイルにはなると思います。
サッシの施主支給にあたって必要な事は設計に関わる事でした。 窓は好きな物を好きなだけ支給して適当にはめてもらう事はできません。 そこで自宅の間取りのプラン作りから自分達でやらせてもらう事になりました。

施主支給で家を建てる

私の希望は…

1.掃除が楽な家
2.片づけやすい収納
3.家族が集まるリビング
4.カビない浴室
5.洗面所に物干しができるスペース
でした。

私たちの土地は約30坪、 建蔽・容積は60/200という条件です。家族構成は夫婦+子供3人(男 女 男)一人一部屋では十分なスペースを作りにくい広さです。 そこで思い切って我が家の間取りは2LDK+ロフト+ウッドデッキにしようと主人とプラン作りが始まりました。 子供部屋はできるだけ広く3人で共用できるように 夫婦の部屋は収納を充実させて寝られる位で LDKは海が見える開放的な空間に お風呂は景色が良く風通しの良い場所でそのままデッキに出られる開放的なスペースに 立地的に2階にLDKがいいとアドバイスを受けていたので思い切ってプライベートスペース以外は全て2階にする事になりました。

施主支給で家を建てる

それから間取りが決定するまでの3ヶ月の間でキムラ建設さんとのファックスのやりとりは80通を超え、メールのやりとりは100通以上になりました。施主支給を決めたらばこまめに相談にのってくれる環境は非常に大切だと思います。 施主支給の場合は契約してから材料の手配を自分でやらなければなりませんし、できたら自分の手配した材料が現場に入ってからは現場に通った方がよいかもしれません。ちなみに私は大工さんに皆勤賞をもらいました。施主支給で入った物にはそれくらい責任が必要かと思ったからです。毎日通っていたので窓の位置を微調整して隣家とあわないように話し合ったり、持ち込む家具が置けるように壁を調整したり一度作ってしまうと大変だけど今なら大丈夫な図面だけではわからない所をずいぶんと解決することができました。

サッシの施主支給

サッシの施主支給

・図面を見ながら位置とサイズを確定
・工務店の工期を確認し納品の時間や日時の相談

はとりあえず自分自身でメーカーと工務店の間に入って調整する必要はありました。間取りができて立面図にあわせて窓を手配して支払いが終わって・ ・ ・そして・・待ちに待った納品当日です。ドキドキしながら現場で待っていました・ ・ ・予定は9時でした。・ ・ ・が・ ・ ・トラックが来ません。12時なっても来ません。大工さんは仕事をしながら19時まで待ってくれましたが届きませんでした。

メーカーの担当者に電話しても「到着します」の一点張りでらちがあかず夜になった事もあったので同期に頼んで直接工場に確認してもらったら、担当者から出荷の指示が出ていませんでした。

こんなイージーなミスの確認も施主支給の場合、自分自身で責任をとり手配や確認をする必要があります。大切なのは納品のタイミングにどこまで責任が負えるかとミスがあった時のフォローをする覚悟があるかだと思います。今回のサッシは工務店さんにも大工さんにも本当に迷惑をかけてしまいました。
元いた職場なので担当以外に同期や元上司がいた事もあり細かい部分まで対応を頼んだり相談したりができましたが、サッシのように納品のタイミングがシビアなものは知り合いがいない会社だと大変かもしれません。

日々工務店さんと情報をやりとりしていたので何とかなりましたが、任せっぱなしでは難しいケースだったと思います。メーカーさんと工務店さんと3人4脚で大工さんにも助けて頂いて2週間位遅れた窓も無事につけてもらえました

フローリング

フローリング

フローリングの施主支給は主人の実家の近くに製材所があってその縁で実現しました。当初は工務店さんでパイン材を見積もって頂いたのですが予算とどうしても合わず、そうは言っても無垢のフローリングの床に心地よい海風・・・裸足で歩いて気持ちよい床に憧れていたので色々な会社を探して見つけた所は主人の実家近く予算もパインから変更すればクリアできる事がわかって、また施主支給をお願いした私です。木村夫妻は気持ち良く受け入れてくださいました。乗りかかった船だから付き合ってみようか?状態だったかもしれませんが・・・我が家の床は主人の地元 奥多摩の杉に決定し、勾配天井も同じ材料を貼る事になりました。
施主支給なので材料選びから厚さまで工務店さんと相談して大工さんとも相談しながら必要な量を依頼しないとなりません。施主支給は購入すると残りは自分の物です。過剰に注文すると家の中が大変な事になるので気をつけないとなりません。工務店さんできちんと材料の計算をしてくださったので製材所にはそのまま注文しました。

フローリング

製材所の協力もあって天井材には出荷前にあらかじめ仕上げのオイルを塗らせてもらいに行きました。これも施主支給ならではかも知れません。素人の私たち夫婦に製材所の方も気持ちよく対応してくださって色々とアドバイスしてくださり、施主支給に協力してくださいました。それでも現場で天井材が足りなくなって(大工さんの計算ミスでしたが)慌てて追加の手配をするハプニングもありました。当然製材所の協力を得て工期に間に合うように送ってもらったのはいうまでもありません。大工さんが全部張り終わった部屋を見た時の感動は今でも忘れられません。ほとんどの床を同じ材料で作ったので範囲が広い事もあって達成感でいっぱいでした。製材所でどの木から作るか決めた所から始まったフローリング材だったので一枚一枚に愛情を感じてた事も理由の一つだったかもしれません。

タイル

テラコッタ

床のタイルは個人輸入です。大理石は予算的に手が届かず ・ ・ ・テラコッタは手も出せず ・ ・ ・だけどキッチンはタイルにしたいしと手詰まりになった時にスリランカ産のタイルを見つけました。見た目はまるでテラコッタだけどタイルなので非常に安価!!これしかない!という状態で ・ ・ ・またまた木村さんに施主支給のお願いです。最後は笑っていらっしゃいましたが、これまた快諾していただきました。

材料が個人輸入なのでタイミングよく納品という訳にはいかないのでこればかりは当時住んでいたマンションに船から配達してもらってトラックから自分でおろして部屋に運ぶ羽目になりました。これを一人でやった事だけは今でも後悔しています。施主支給での最大の失敗だったかもしれません。キッチンとデッキとダイニングの境目と玄関のタイルで必要な量は重さで約250キロ!タイルは10枚一箱ですが、3箱をヒモでくくられていて10キロ弱・ ・ ・トラックと自宅を階段の上り下りをしながら25回往復してようやく最後の一包みを運び終わった時には4畳半の和室の約半分をタイルが占拠していました。納品書にサインするときは震えて書く事ができませんでした。

タイル

タイルが届いてから4日間筋肉痛に悩まされたのは言うまでもありません。終わってしまえば笑い話ですが、部屋は占拠されるし荷物は重いし床は心配だし筋肉痛だし疲れたしで大変だったなーと今でも思っています。しかも一部屋占拠しているタイルは現場で必要な時まで置いておいて連絡があった時に届けなくてはならないという話で ・ ・ ・残る手段は筋トレあるのみ?って感じでした。

職人さんと木村さんの配慮でマンションから現場にはタイル職人さんが自宅から運んで下さる事になり感謝感謝でした。家にタイル達を迎えにきて下さった職人さんに「本当に一人でおろしたの?好きだね~」と笑われる位のすごい量のタイルでした。私の体を張った働きのおかげで?職人さんが貼ってくださったタイルのできばえは最高です。自分で選んだタイルが一面に広がっていく情景はたとえようのない満足感を私に与えてくれました。

あらためて

施主施工で憧れの我が家

一つ一つにこだわって妥協しない家づくりは本当に楽しくて毎日が充実していましたが、そこには自分自身の情熱と努力。そして工務店さんや業者さん達のたくさんの協力と我慢がひしめきあって実現できた事は忘れてはいけないなって強く思います。 大変な事もありましたが、終わってしまえば床は自分で選んだ床、キッチンのタイルも自分で選んだタイル、窓は自分で選んだ窓、自分達で決めた間取り、家の中の見渡す限りが自分自身で選んだ物であふれていました。これ以上の幸せはないかもしれません。引っ越ししてから1年たった今でもその全てに思い出が溢れていてどこにも不満なく幸せを感じ自慢の我が家です。 完成に至る全ての部分を相談しながら作っていけた事は私たち家族にとって一つの財産になったと思います。これから私たち家族は我が家と共に成長していくわけですが、どのような成長をとげるかも楽しみの一つです。