昨年の台風被害の修理で背の高い木のフェンスを作り替えました。
固定する根元はブロックの幅などで制限が多く改善できませんでしたが、
できる範囲で風に強い物を作るために庭側からいくつか植栽をかわしながら控えをとることにしました。
こちらは既存です。
作ってから10年前後らしく、添え柱は木製で地面に打ち込んであります。
風であおられました。
角度が取れない控え柱のために横からの風に弱いこと、劣化の原因で水が溜まりやすい箇所があること。
木を長くもたせるためには水を表面から早く排出する雨仕舞が第一です。無垢ですが前回が10年なので負けないように今回は20年以上耐久を目標に作ります。
メンテフリーの樹脂木材で検討しましたが現代のプラスチック問題をクリアできないので、コストバランスを考えて無垢の飫肥杉します。
せっかく無垢でつくるので以上を改良した物をご提案しました。
耐久性向上のための表面加工や塗装は風化の過程で機能が失われていきやがて忘れられて維持が大変になりがちなので、
素材の特性で対候性がある物、表面加工でも長期的な効果を望める物、見た目に素朴な物、メンテナンスの為に身の回りで手に入る物、単純な構成を考えます。
お客さんが見ても木と鉄で組み合わせてあり作り方は分かりやすいので自分でもメンテナンスが可能だと思います。
次回は出来上がり。
STAFF BLOG
スタッフブログ