暑さの一時は雨も涼しくいいと思います。
稲田堤の家は
前日掲載した山の木を製材してから、乾燥、墨付け、刻みという流れがあり、
今日は柱の刻みです。
稲田堤の家は、柱や梁などほとんどの構造材が見える構成になっていて、
刻みの段階で背割りの向きや柱の太さ、面の大きさ、散り、
木目の向き不向き、仕口の強度、設備との取り合いなど様々に検討することが出てきます。
構造材が全て壁の中に隠れてしまう大壁と違い、考える要素が増え細部まで配慮した構造材が見えると、
田中大工も刻み仕事にやりがいが出てきますね。
柱は4寸角、杉、
これらは低温乾燥させた材料なので、
高温乾燥KD材とは違い、鉋仕上げをすると木肌がつるっと仕上がります。
なのでほぞをつけたこれらの材料は、次に鉋仕上げが待っています。
山で伐採してきた大黒柱なども場所を変えてこれから柱になります。